ぎっくり腰の鍼灸治療

2016年10月18日

ぎっくり腰の鍼灸治療

 

寒い時期はぎっくり腰になる方が多いです。筋肉が冷えて身体が硬くなるとぎっくり腰になりやすいからです。

重症度にもよりますが、ぎっくり腰になると少しの動作でも激痛が走るため全く動けなくなる人もいます。

動けない程になると出勤することもでいないので状況によっては深刻な問題です。

欧米では魔女の一撃とも言うように突然腰に激痛が走ります。ふとした瞬間に痛みがくるためですね。

ぎっくり腰はどの年代でも発症します。腰はあらゆる動作で重要な役目があるので、職業も性別も特に差はありません。

ただ発症しやすい要因としては、もともと腰に既往歴(腰椎ヘルニア、腰椎症、分離すべり症など)があることや腰をよく使う力仕事の方はよくなりやすいです。

ぎっくり腰は、原因が様々で間違ったアプローチをすると悪化することもあるので、病院や治療院で専門家の治療を受ける事をお勧めします。

基本的には安静にする事で自然治癒しますが、適切な処置や治療を行った方が治りが早いです。

お仕事や家事は集中してぎっくり腰は専門家に任せると良いです。

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ぎっくり腰の原因

元々ヘルニアや分離症など腰椎や神経が圧迫されている方は、再発や悪化したために腰が痛くなったと考えますので、元の疾患を考慮した上で治療をします。

良く多いのが、関節の捻挫と筋肉の挫傷になります。関節はよくみられる足首の捻挫と同じで腰の関節が捻挫して痛みを起こしている状態です。

筋肉の挫傷は、筋繊維が切れてしまい筋肉が傷を負った状態です。

両方とも筋肉や関節周りが硬くなってしまった状態に一瞬の外力よって引き起こされます。

筋肉や関節周りの軟部組織は疲労の蓄積や冷えなどによる血行不良が元になっています。しっかり問診と触診をする事である程度まで発症機序が分かります。

発症に関係するその他の組織も治療する事で治癒スピードが変わります。ただ腰が痛いだけで腰のみ治療するよりは「どうしてなった」かを治療していくことが大切です。

臀部や背中の筋肉の張りが関係してぎっくり腰担った場合は、臀部や背中の張りを治療していかなければ直ぐに再発する事や痛みの軽減ですら出来ないこともあります。

 

ぎっくり腰の処置や治療

処置

まずぎっくり腰になった場合は冷やす事が肝心です。炎症を抑えることで痛みを減らせられることと治癒までの期間が短くなります。

まず氷と水で作った氷嚢で冷却する事が原則です。間違ってお風呂などで温めてしまうとボンっと炎症が大きくなって痛みが激痛になることもあります。発症して数日は冷やしましょう。

よく冷やすことと温めることのどちらをしたら良いのか患者さんに聞かれますが、発症して数日は炎症を抑えるために冷却して数日後に痛みが減ってきたら温めて血流促進させるのが良いです。

お家にコルセットなど患部を固定出来る物があれば腰部をしっかりと固定する事で痛みが減ります。コルセット、ゴムバンド、さらしなどは患部を固定する事と腹圧を上げて痛みを減らしてくれます。

 

ぎっくり腰の鍼灸治療

鍼灸の効果には鎮痛効果と消炎効果もあるので、発症部位に適切な治療を行う事で治癒が早まります。患部に高周波の電気通電療法や直接灸で治療を行うと痛みを軽減できることや腫れが引きやすいと研究で分かっています。

腰部の痛みにはストレスが原因で発症している場合が多いです。器質的原因は腰痛を感じている人の3割ぐらいと他の7割は残置性の記憶によって痛みを引き起こしていることがあります。

ストレスが原因で痛みを強くするので、ぎっくり腰治療を行う時は全身のバランスを取ってストレス解消や自律神経調整の目的で鍼灸治療を行う事も必要です。

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ぎっくり腰の治療期間

軽度であれば数日で痛みが取れますが、重度の場合は最低でも二週間ほどはかかります。繰り返し外力が加わる様な環境の方は再発や治癒スピードが遅いので数ヶ月かかる場合もあります。

個人差がありますので、目安程度に見て頂ければと思います。

炎症の影響で3日ほどは痛みが強く出ますが、関節の歪みや筋肉の損傷が無ければ一週間ほどで動けるようになることが多いです。

関節の歪みがある場合は矯正など関節の調節をしなければ炎症が出続けて治癒が悪いときがあります。専門家に見せると分かるのですが、ご自身での判断は難しいです。

治癒目安

軽度のものは一週間

重度の場合と環境が悪いと数ヶ月

 

自律神経調整法

交感神経と副交感神経のバランスを整える治療を行う事で自然治癒力を上げられます。当院には自律神経を測定できる機械がありますので、治療前に計測して自律神経の乱れを調べます。

そのデータを元に治療を行うので1人1人に合わせた治療方法になります。

自律神経の調節は体質改善ですので、一回の治療だけでは整いきらないので継続して受けて頂くと効果を実感しやすいです。

ぎっくり腰は再発がとても多く、原因も多種にわたるので、人が本来持っている自然治癒力を上げていくことが治癒や予防にかかせないです。

ぎっくり腰でお悩みの方は渋谷α鍼灸整骨院へお越し下さい。

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症例

四十代男性

パソコン仕事

昔から繰り返し腰を痛めており冬になると必ずと言っていいほどぎっくり腰にかかることが不安。

学生時代に病院で「ヘルニアになりかけ」「腰椎が前に滑っている」と注意されていたため日頃から腰の負担にならないような生活を送っていた。

数日前に子供を抱きかかえた瞬間に軽く痛みがあった後から徐々に増してきた。

下位腰椎周りの痛みで左のほうがやや強く下肢には痺れなどが無い状態。仙腸関節周りに圧痛があるため腫脹があると判断しました。股関節の可動域から左下位腰椎周りの柔軟性が下がっているために仙腸関節に負担がかかりぎっくり腰を起こしたと考え治療しました。

一回目の治療は筋緊張緩和と炎症を引かせる目的で圧痛部位に鍼、仙腸関節周りにお灸を行ないました。

関節が上手く動くようにアシストして柔軟性を上げる事で股関節運動や腰を動かす分には痛みが減りました。

初日から長く強く治療をすると悪い結果も招きやすいためアイシングを指導して終わりました。

二回目は、痛みは減ったけど根本の痛みがまだ残っている状態だと報告されました。

仙腸関節の歪みが残ったままだと判断して、矯正をメインに治療しました。関節の歪みが残ったままでは痛みがまた溜まり出すことが多いです。左の仙腸関節の歪みを整える事で治療終わりには動きが楽になったと言われました。

三回目は、もう違和感程度しかなくなって随分楽ですと報告されました。バランスを整えるのと筋緊張緩和の治療を行ない、回復を早める自律神経療法で終えました。

仙腸関節の歪みは生活習慣の癖からもくるため、自分でできるストレッチを指導して予後を観察していくことにしました。

 

症例

三十代女性

今朝鏡の前で顔を洗おうと屈んだ際に発症して動けなくなって来院されました。

患部は大きな腫れと腰部全体の強い緊張のため動きも満足に出来ないため、初回の治療は遠隔療法と冷却を行ないました。患部全体も緩めるよう行なったところ少し楽になったと言われて帰られました。

ぎっくり腰は炎症が強い場合は三日間は何をしても痛みが引かないと説明を行ない納得して自宅で冷却と安静にしてもらい過ごしてもらいました。

二回目

3日目から確かに痛みが減ったと言われて、説明通りに行なったからと信用してくれました。治療を行なう上で患者さんとの信頼関係は早期治癒に欠かせません。

ここからは患部にある程度の刺激を行なってでも血流改善と患部の柔軟性をつけていかなければ治りが遅くなります。

ガッツリと腰部、臀部に鍼と徒手整復を行ないました。

 

三回目

発症から一週間過ぎた事と二回目受けた翌日から凄く楽になったと喜ばれました。あまりにも痛みが無くなったのが逆に不安で一応来院されたそうです。

患部のアンバランスとまだ硬い筋肉があったため、それらを重点的に治療して終わりにしました。


Posted by 鍼 渋谷α鍼灸整骨院 東京都 渋谷区 at 11:31 / 院長コラム

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