冬季うつ病(季節性感情障害)の鍼灸治療

2016年12月10日

冬季うつ病(季節性感情障害)

 

毎年冬になるとうつ症状が現れる病気です。会社に行きたくない、朝起きると身体が動かない、家でぼーっとし続けるといったうつ症状が冬場に強くでてくると季節性感情障害の疑いがあります。

特徴として、一年間で決まった時期だけに症状が現れます。季節性感情障害は、原因が季節の変わり目以外に考えにくいことです。

これは冬の日照時間の短さによって引き起こされると考えられています。

人の身体は太陽の光によって脳内の神経伝達物質であるセロトニンの分泌量に関係します。10月から11月にかけて日照時間が短くなるとセロトニンの分泌量が減少します。セロトニンが減ると脳の活動が低下するためにうつ症状が引き起こされるという考え方です。

頚肩腕症候群

冬になると身体が辛くなる場合にはこの季節性感情障害が関係しているかもしれません。

症状として

・抑うつ

・無気力

・倦怠感

・集中力の低下

・趣味や外出をしたくなくなる

・気分が落ち込む

・気が滅入る

・過眠

・過食

うつ病との違いは過眠や過食があります。うつ病でも起こりますが、季節感情障害

の方が現れやすいです。

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冬季うつ症の東洋医学の考え方

冬季うつ症は通常のうつ症状の他に、特徴的な症状として、

 

①いくら眠っても寝た感じがしない、昼間の眠気や集中力の低下、睡眠時間が長くなる

②甘い物や炭水化物が無性に食べたくなり、過食してしまう

 

と言った症状が現れます。

 

これらの症状を東洋医学的に診ると「」の不調に特徴的な症状と考えられます。

 

飲食物を消化吸収し、上半身や頭へ栄養を送る働きがあります。

ですので、の不調があると頭へ栄養を送る事が出来ないために、日中の眠気や集中力の低下と言った症状が現れます。

そして栄養自体が不足するため、エネルギーを使わないように、あるいは体を回復させるために長時間睡眠となります。

 

また甘い物や炭水化物はの気(エネルギー)を補う作用があるため、の気が不足してくると、甘い物や炭水化物でそれを補おうという欲求が生まれます。

 

の不調が重度の場合、季節に関係なくこのような症状が現れます。

 

しかし冬季うつ症の場合、脾の不調はあるけれども常に出るわけではない、という状態にプラスして

冬ならではの特徴が重なるために、上記のような症状が現れます。

 

では冬の特徴とは何でしょうか??

 

それは「陽気が弱い」季節という事です。

 

適度な陽気は体や臓器を温め活動的にするという特徴があります。

 

特に脾は冷えに極端に弱い臓器なので、陽気が充実していないと影響を受けやすく、その機能は低下してしまいます。

 

それでも体内に陽気が充実していれば、冬という環境にも影響を受けづらいですが、もともと陽気の不足があると、影響をまともに受けてしまいます。

 

冬に限って上記の症状が出るという方は、

」の不調 + 陽気」の不足

があるかもしれません。

 

ですので、脾と陽気を補う治療や養生が必要になります。

 

その他にも加齢や麻酔、ステロイド剤や炎症などによって弱る「腎」や、過剰で持続的なストレスによって不調の起こる「肝」などの臓器に不調があるど、「」の機能低下を招きます。

ですので、そういった背景も加味しながら治療をしていかないと、なかなか改善しなかったり重症化したり、毎年繰り返し発症するようになってしまいます。

 

 

鍼灸治療

鍼灸治療は自律神経を整えるのに優れた治療法です。自律神経が反応しやすい経穴を治療する事で身体がリラックスして良い体内循環を生み出すと考えています。

当院で使用する鍼は完全使い捨てのタイプを使用しています。

痛くないよう限りなく細い鍼と心地よい刺激のお灸で施術しますので、終わる頃には身体が温かくなった、身体がリラックスできたなどと言って頂けます。症状の重症度によって変わりますが、鍼灸治療と相性が良い人では一回の治療で変化を感じて頂けます。

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自律神経療法

当院では自律神経を測定する機械を置いてます。これにより自律神経の交感神経と副交感神経のバランスを調べられます。調べたデータを元に治療する事で効果的にアプローチできます。

自律神経は自分の意思とは関係なく働いています。全身循環もコントロールしているので、自律神経を整えると人が本来持っている自然治癒力を高めてくれます。

東洋医学と自律神経の療法からアプローチして季節性障害の症状を軽く出来るよう治療いたします。

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日々の体調管理に鍼灸治療

自律神経以外にも身体的ストレスや精神的ストレス、疲労度なども調べられるため体調管理にも向いています。

定期的に計測する事で体調を管理して将来の健康を意識して頂けると思います。

我が国では血管障害による脳血管障害と心疾患が死因上位に入っています。

これは自律神経が大きく関わっています。自律神経は血管の拡張や収縮をコントロールするので血管障害を予防するには自律神経を整えなければなりません。

定期的に鍼灸治療を受けて体内バランスを整える事が日々の生活を楽にすると考えています。

体調管理にも鍼灸治療をお勧めします。

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冬季うつ病でお悩みの方は渋谷α鍼灸整骨院へお越し下さい。


Posted by 鍼 渋谷α鍼灸整骨院 東京都 渋谷区 at 17:35 / 院長コラム

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