2022年1月15日
風邪、アレルギー性鼻炎、花粉症などによる鼻水、鼻詰まりは多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか?投薬治療や自然に改善することもありますが、原因を見つけることによって、根本的な症状の改善が見込めます。できる限り薬に頼らない治療を心がけましょう。当院の鍼灸による施術は、症状が出ている鼻周りはもちろん、全身を施術することによって、根本的な改善と緩和を目指します。
鼻水は鼻の粘膜に付着した、ウイルスや細菌、ゴミやほこりなどを外に出そうとする、防御反応の一つです。また、鼻詰まりは空気の通り道となる鼻腔が、なんらかの理由で塞がれることによって起こる症状です。
主に風邪症候群と呼ばれます。鼻水、鼻詰まりなどの他に発熱や倦怠感などがあります。鼻や喉の粘膜が炎症することによって起こります。
花粉やハウスダスト、カビ、ペットの毛などの生活する上で反応するアレルギーです。ダニやほこりなど、1年を通して症状が続く「通年性」と、スギやイネなどの花粉など一時的な期間のみ症状がでる「季節性」に分けられます。
上記に記したウイルスや細菌感染、アレルギー性鼻炎での炎症が重症化し、鼻の粘膜の腫れや鼻汁によって、鼻中の自然口と呼ばれるところが塞がり、外に排出できなくった鼻水や膿が溜まってしまうことです。急性副鼻腔炎(1ヶ月未満の症状が続く状態)と慢性副鼻腔炎(3ヶ月以上症状が続く状態)に分けられ、「蓄膿症」とも呼ばれます。
鼻中隔とは鼻の穴を左右に分けている壁のこと。鼻中隔はほとんどの場合、左右の歪みはありますが、大きく歪んでいる場合は空気の通り道が狭くなり、鼻詰まりの原因になります。
器械によって霧状の薬剤を、直接吸いこむ方法。
アレルギー反応を抑える抗ヒスタミン薬や、副鼻腔炎など症状が悪化してる場合は、抗生物質や炎症を抑える薬を用いる。
ステロイドが入った点鼻液を直接鼻中に噴射する。
アレルギー反応の原因となる物質「アレルゲン」が含む治療薬を体に取り入れ、免疫を作り体質改善をする方法。
●下甲介粘膜焼灼手術
鼻の粘膜がを焼灼してアレルギーに反応しにくい状態にする手術。
●粘膜下甲介骨切除術手術と後鼻神経切断手術
鼻詰まりの症状が強く、アレルギー反応を頻繁に繰り返されることで鼻の粘膜が厚くなっている場合に行う手術。下甲介と呼ばれる骨を切除して、空気の通り道を作り、アレルギーに反応する神経である後鼻神経を切除する手術。この2つは併用して行うことが多い。
長期的な治療期間を要する慢性副鼻腔炎(蓄膿症)や、完治が難しいとされるアレルギー性鼻炎は、体質が大きく影響しているとされています。鍼灸治療は体質改善に大きく役立ちます。
当院での治療は主に鼻付近のツボを刺激します。
左右の鼻のくぼみのツボ「迎香(げいこう」や、眉と眉の中間にあるツボ「印堂(いんどう)」鼻の通りが良くなり、鼻詰まりが軽減されます。
また、頭のてっぺんにあるツボ「百会(ひゃくえ)」や百会から親指1本幅分前にあるツボ「前頂(ぜんちょう)」は、鼻の炎症による頭痛や頭重が緩和されます。
アレルギー体質の方には「大椎(だいつい)」と呼ばれる首を前に倒した時に、首の下部に出る骨のすぐ下のツボの刺激を行い、症状の改善を促します。
東洋医学の考え方では不調がある場所のみならず、その不調を改善するために頭から足先までの中で、関係するツボを刺激することで治癒力が高まるとされています。鼻水や鼻詰まりの症状はもちろん、鍼灸によって全身の流れを整え、免疫力を高めましょう。
花粉症など季節性のアレルギー性鼻炎の場合は、症状がで始める4〜6週間前から、鍼灸治療をすることにより症状の軽減が見込めます。
ぜひ当院で症状の緩和、改善を実感してください。
Tags: 渋谷鍼灸、鼻水、鼻詰まり、鼻炎
Posted by 鍼 渋谷α鍼灸院 東京都 渋谷区 at 00:35 / 院長コラム