シンスプリントの鍼灸治療

2016年6月5日

シンスプリントとは

シンスプリントとは、脛骨の内側や外側に起こる痛みでオーバーユース症(使い過ぎ)の一つです。基本的には使い過ぎによる筋肉が硬くなって骨膜を刺激するために起こるいたみです。シンスプリントは、ランナーに非常に多くみられ足に負担がかかりやすい競技ほどなりやすいです。部活動に入りたての新入生や練習量が多い部活動の学生にも多く見られます。出始めは片足ですが痛みを我慢して続けていくと両足とも痛くなることがおおいです。

 

シンスプリントは「脛骨過労性骨膜炎」「過労性脛部痛」とも呼ばれます。下腿にはたくさんの筋肉がありますが、使い方や使い過ぎによって筋肉が硬くなってしまい痛みを生じます。足関節がもともと回内方向に傾いている場合や下肢のアライメントが崩れているとなりやすくなります。筋肉を正しい方向で使えなくなると一部の筋肉に負担がかかりやすく症状が発症するようになりますので、シンスプリントをみるうえでは、腰から足関節までの状態をよく見て治療することが大切になります。

シンスプリントは、少しずつ痛みが出始めることが多く、ずるずると練習をして次第に痛みが強くなってしまうケースをよくみます。痛みを我慢して続けていくと疲労骨折になる可能性もあります。

使い過ぎによる発症の場合であれば、我慢して続けていくことは治らないまま続ける状況になるのでパフォーマンス向上にも一度競技を中断して治療に専念するほうが良いです。

腸脛靭帯炎

原因となる筋肉

シンスプリントの原因となる筋肉には、

後脛骨筋、長母趾屈筋、長趾屈筋、前脛骨筋、長母趾伸筋、長趾伸筋などの筋肉が強い収縮と過伸展により牽引損傷が起きて、骨膜炎症になります。

 

シンスプリントの症状

・ふくらはぎの内側の痛み

・運動し始めると痛む

・走ったり、ジャンプをすると痛む

・脛骨内側の骨が痛むような感じ

 

症状が進むと

・日常生活でも上記のような痛みを感じるようになる

・運動による痛みが強く持続する

・歩くことや立つような足に軽い負担がかかるだけで痛む

などです。

 

病院での治療

基本保存療法が原則です。今している競技や練習量を軽減してもらうよう指導されて緊張している筋肉のストレッチングを行われます。

シューズの見直しやインソール療法(足底板)なども行い再発防止をします。

 

シンスプリントの診断

 

シンスプリントは疲労骨折まで伴った場合にはレントゲンで骨周りに異常を見つけられますが、基本的に画像のみでの判断はされないです。

問診と触診によりシンスプリントと診断されることが多いです。他の病気や怪我である、疲労骨折やコンパートメント症候群、骨腫瘍、骨肉腫などの鑑別が必要です。

 

鍼灸治療によるシンスプリント

シンスプリントの原因となる筋肉を対象に鍼灸治療をします。後脛骨筋やヒラメ筋の筋腹や硬結部位に刺鍼して反応をみます。痛みの中央を避けて周囲に単刺を行い、痛む場所にはお灸を行います。

置鍼で反応が少ない場合や症状緩和がみられないようであれば電気通電療法を行い刺激量を上げて治療を行います。

 

シンスプリントの原因には腰部や大腿部のクッション性の低下や足関節の回内やアーチの崩れがあります。

腰部や大腿部の筋肉の柔軟性がでるようにも治療して、下肢のアライメントも整えていきます。骨盤は横から見て滑車のようなイメージで筋肉の緊張に関係します。骨盤が前回りをすると骨盤から踵までの後ろにつく筋肉が伸ばされて硬くなっていきます。骨盤が後ろ回りをすると骨盤から爪先までの前につく筋肉が伸ばされて硬くなりやすいです。

骨盤は世間でいう程動きませんが、動きの滑らかさに問題を持つことがあります。関節周りには関節包や筋肉があり関節を動かしています。(制限)関節周りの筋肉が疲労などで硬くなると関節の動きが滑らかに動かなくなり、結果関節に制限や歪みを生じます。

シンスプリントを治療するうえで骨盤、膝、足関節、足のアーチの動きを正していくことで治癒促進になります。

お灸治療

自律神経治療

人の怪我は基本的に自分の身体が持つ自然治癒力によるところが大きいです。いくら薬を塗っても包帯を巻こうが、自分の治癒力が一番です。

自分が持つ自然治癒力は自律神経が握っています。自律神経は自分の意思とは関係なく身体をコントロールしてくれています。この自律神経のバランスを整えることに優れているのが鍼灸治療です。髪の毛より細い鍼とお灸を使って心地よい治療をすることで終わった頃には効果を感じていただけると思います。

当院では、自律神経のバランスを測る自律神経測定器があります。これにより交感神経と副交感神経のバランスを調べることができ、そのデータをもとに鍼灸治療をするのでより効果的に治療ができます。

自律神経バランス以外にも身体的ストレスや精神的ストレスも測る事ができるのでより多角的に症状を捉えてアプローチできます。

患部の症状改善と全体からの調子を整えることでより治癒促進される治療法を行っています。

シンスプリントでお悩みの方は東京α鍼灸整骨院へお越しください。


Posted by 鍼 渋谷α鍼灸整骨院 東京都 渋谷区 at 16:54 / 院長コラム

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