めまいの鍼灸治療

2016年5月24日

めまい

めまいの原因として有名なメニエール病です。全体的には少ない疾患ですが、割と名前は聞いたことがあるかもしれません。メニエール病の代表的な症状は、反復性の回転性めまい、難聴、耳鳴りなどがあります。この回転性めまいは、自分の周りがグルグルと回ってるような感覚で、平衡感覚が乱れるので、座っていても、横になっても感じます。この発作が、毎日や数日に一度、数週間に一度と繰り返し起こります。めまいの前に閉塞感や耳鳴りを感じる場合が多く、めまいがなくなると閉塞感や耳鳴りも落ち着くと言われています。この耳鳴りが続くと常時聞こえるように変わっていくことがあります。

発作は、突然起こるので、お仕事からプライベートまで支障をきたします。この発作が原因でパニック状態になることもあります。

症状は、徐々に出始めて強くなる場合と突然強い症状で発症する場合があります。めまいの症状が強いと吐き気がして嘔吐することや冷や汗、動悸に繋がります。

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めまいの原因

内耳にあるリンパ液の生産と吸収が崩れることによって発症します。この内耳にはカタツムリに似た蝸牛と平衡感覚を司る半規管、前庭があります。リンパ液が過剰に作られて腫れあがるため蝸牛や前庭に影響を起こすことが原因だと考えられています。蝸牛は音を伝える器官で半規管は平衡感覚を司るため、回転性のめまい、耳鳴り、難聴などの症状がでるわけです。前庭神経は自律神経にも影響があるため、自律神経症状の頭痛、嘔吐、動悸などの症状がでます。

この内リンパ液の異常はまだ詳しくわかっていないため、ストレスなどが大きく関係していると考えられています。対人関係、仕事、生活習慣の乱れなどからくる精神的ストレスが発症の原因として多いと言われています。

性格も発症に関係しやすく神経質で完璧主義、几帳面の人に起こりやすい傾向があります。

 

症状

回転性のめまい

周りがグルグルと回っている感覚で、強いと立っていられなくなります

難聴

発作と同時に起きて治まると同時に聴力も戻る場合や、繰り返すことで徐々に聴力が低下することなどがあります。

耳鳴り

これも難聴と同じで発作と同時に起こることや、繰り返すことで常時聞こえるように変わっていくことがあります。

 

嘔吐、冷や汗、動悸、傾斜感、閉塞感、目振などがあります。

 

病院での診断や治療法

耳の症状としてまず耳鼻科に行かれる方が多いのですが、原因がわかりにくくメニエール病の疑いがある場合は直ぐに専門医を紹介してもらうのがいいです。

メニエール病は、たの病気を除外して、耳鳴り、難聴などの聴覚症状を伴うめまい発作が反復することが判断基準になってきます。

メニエール病非定型例は、症状によって蝸牛型や前庭型と分けられます。

検査

検査には他の病気を除外することやめまいの種類を調べること目的とするそうです。

めまいの検査

目振検査、頭位目振検査、足踏み検査、立ち直り検査

リンパの異常診る検査

グリセロール検査

それ以外では、聴力検査があります。

治療

治療には、根本的な治療法がないため発作に対する薬物療法が一般的です。

内耳のむくみを取る利尿薬、抗めまい薬、循環改善薬、ステロイド薬などです。

薬物療法以外では、生活習慣の改善でストレス回避や心理療法などを行われることがあります。

 

東洋医学からみたメニエール病

東洋医学では、が関係していると考え、めまいの症状を「水毒」と言います。身体を巡っている津液が外からの「寒」や「湿」に侵されることや、体液の調節をする「腎」や津液を循環させる「肝」の機能が弱まっているために起こると考えます。

また「腎」は、耳に関係が深いため、腎の機能が弱まると耳鳴りや聴力の減退が起こります。

治療では、肝の疏泄を司る機能を高めることと、腎の水を司る機能を高めることが大切になりますので関係した経絡経穴を選択して施術していきます。

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当院の自律神経療法

メニエール病は、ストレス回避が優先する治療事項です。ストレスを受けると脳が反応して自律神経を乱します。自律神経の状態を良くすることで症状の緩和やストレスの免疫を上げられます。

生活習慣からの影響も自律神経に関係するため、自律神経を整えるには、生活習慣の改善も必要になります。

当院では、自律神経測定器があります。この測定器では、交感神経と副交感神経のバランスや肉体的ストレスや精神的ストレスなども測る事ができます。人によって自律神経バランスは違うため、測ったデータを元にオーダーメイドの治療をします。東洋医学の治療法と自律神経療法を組み合わせることでより治療効果を高められます。

鍼灸治療は、この自律神経を整えるのにとても優れた治療法です。自律神経を整える経穴やストレス解消の特効穴を用いて症状改善を目指します。心地よいお灸や痛くない鍼を使って治療しますので痛みに耐えて受けて頂くことはありませんので安心してください。小一時間の治療が終わった頃には、効果を実感していただけると思います。

自律神経測定器で定期的に測定して、体質改善も行っていきます。初めは、効果を出すためにも一週間に一度と詰めて来て頂き、症状改善とともに二週間に一度、一か月に一度と間隔を空け症状をコントロールしていきます。

 

メニエール病でお悩みの方は、渋谷α鍼灸整骨院へお越しください。

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治療症例

四十代男性

仕事

デスクワーク

来院動悸

社会人になりたてのころにうつ病を発症して、めまいも症状の一つとしてあった。

睡眠導入剤や抗うつ薬など薬物療法と同時にめまい治療を始めるがうつ病は軽快してもめまいは変わらず症状が固定していたため来院。

 

治療

自律神経の交感神経が過敏になっている状態で三半規管に関係する胸鎖乳突筋や側頭筋などの硬結がみられました。

東洋医学の考え方では肝と腎の機能を高める治療方針です。

自律神経の乱れと東洋医学からの観点で治療していきます。

一回目

治療を行う事で身体の疲労感やコリ感などは解消されますが、めまいの経過は以前と変わらずでした。

二回目~五回目

治療効果は、症状が多少楽になったのかなぁと言われる程度で大きな変化はありませんでしたが。首や肩周りと東洋医学からみても体質改善がなされてきた手応えはありました。

 

六回目~十回目

徐々に生活上でもめまいが見られなくなり、以前とは改善していると報告されるようにまでなりました。

時間帯によってめまいが軽く出るので、今も継続して治療をさせていただいています。

精神系の薬によってもめまいが引き起こされることがあるので、薬の量を担当医と相談して減らしていっている状態です。

 

 

 

 


Posted by 鍼 渋谷α鍼灸整骨院 東京都 渋谷区 at 18:04 / 院長コラム

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