2022年1月28日
不眠症のタイプとしては
入眠障害(寝入りが悪い)
中途覚醒(途中で起きてしまう)
早朝覚醒(早く起きてしまう)
熟眠障害(寝ても寝足りない)
この4つが主な症状として出ます。
基本的に数日不眠の症状が出ることは大抵の人で起こりうることです。
それが一ヶ月以上改善せず、かつ日中に精神や身体の不調を自覚し生活の質が低下している状態になると不眠症と判断されます。
日本人の5人に1人が睡眠で休息が取れていないや不眠があるといった回答が調査の結果としてでているため日本では不眠症という病気が特別ではなく一般的なものであると考えられます。
睡眠時間は人によってさまざまです。
平均すると7時間くらいが普通ですが、もっと長くとるひともいればかなり極端に短い方もいます。長い人たちは健康で短い人たちは不健康なのかと言われればそうではありません。
日中に精神的、肉体的の不調を感じて生活の質が下がっているわけでなければ不眠症とは言えません。
不眠は原因が1つではなくたくさんの症状によって引き起こされます。
ですのでイコール睡眠薬では解決しない問題がたくさんあります。
例をあげますと睡眠時無呼吸症候群では寝てる間に気道が塞がれている状態になるため、気道の確保をしてあげなければ睡眠の質が変わることなく睡眠薬を飲んだとしても日中の生活の質は上がることはありません。
またうつ症状が主症状の場合、うつの症状を抑えてあげるか改善して行かなければ睡眠の質は変化することはありません。
このようにアプローチ方法がさまざまあるため、その人にあった改善方法を提案していくことになります。
不眠対処の第一歩は先に挙げたようなさまざまな不眠の原因を診断し、取り除くことです。それに加えて自分流の安眠法を工夫することが効果的です。
気をつける点は
・就寝時間を一定にする
・睡眠時間を気にしない
・太陽の光を浴びる
・適度な運動をする
・ストレス解消法を見つける
・寝酒をしない
・睡眠のために適切な環境づくりを行う
これらを気をつけて生活することで改善していく余地はあります。
また眠れない日が続いてしまうと、眠らなければいけないといったような不安感がとても強くなってしまいます。
眠れないが寝床でずっと横になっている状態は不眠を悪化させるというデータがあります。
眠くなるまで寝床に入らないか、入っている時間を決めて生活すると良いでしょう。
鍼灸では安眠のツボとして『失眠』というツボがあります。
これはかかとの中央に取穴をするツボでお灸が効果的です。
素足が冷たいとあまり睡眠がとれなかったりするので熱感が感じるまでお灸を行いましょう。
お灸がない場合湯たんぽで温めてあげるとより眠りやすくなるでしょう。
Posted by 鍼 渋谷α鍼灸院 東京都 渋谷区 at 19:01 / 院長コラム