アトピー性皮膚炎に対する鍼灸治療

2022年6月23日

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎とは、かゆみのある湿疹が、慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。 アトピー性皮膚炎では、皮膚の“バリア機能”(外界のさまざまな刺激、乾燥などから体の内部を保護する機能)が低下していることや皮膚に炎症があることが分かっています。

 

アトピー性皮膚炎の診断には、国内外の様々な診断基準が用いられています。当センターでは、英国のガイドラインや世界的にも使用されている下記のUKWP(The U.K. Working Party)の診断基準を用いています。

 

UKWPの診断基準

大基準(1)と3項目以上の小基準(2)を満たすものをアトピー性皮膚炎と診断する。

 

(1) お子さんは皮膚がかゆい状態である。または、両親から子どもが皮膚を引っかいたり、こすったりしているという報告がある。

(2)

① お子さんはこれまでに肘の内側、膝の裏、足首の前、首のまわり(9歳以下は頬を含む)のどこかに皮膚のかゆい状態がでたことがある。

② お子さんは喘息や花粉症の既往がある。または、一等親以内に喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の既往がある。

③ 過去12か月の間に全身の皮膚乾燥の既往がある。

④ 関節の内側の湿疹(3歳以下は頬・おでこ・四肢外側を含む)が確認できる。

⑤ 1歳以下で発症している(3歳以下のお子さんにはこの基準を使わない)。

 

アトピー性皮膚炎と食物アレルギー

かつては、食物アレルギーがある子がアトピー性皮膚炎を発症すると考えられていました。しかし近年は、湿疹がありバリア機能が低下している皮膚から食物が入り込むことによって、食物アレルギーが発症するという仕組みが分かってきました。当センターを受診したお子さんの経過から、湿疹を発症してから速やかに積極的に治療を開始する方が食物アレルギーの発症割合が抑制できることが明らかとなりました。

 

アトピー性皮膚炎の悪化要因

アトピー性皮膚炎を悪化させる要因は、1つの要因だけでなく、以下のような様々な要因が重なり合って起こることが多いため、これらの悪化要因の対策を行うことも治療を行う上で大切なことになります。お子さんによって悪化する原因は異なります。ダニやペットなどのアレルゲンがしっしんの悪化の原因であるかは、これまでの経過などの情報を総合して判断します。 (症状のみ、検査結果のみで判断しません)

 

東洋医学的にみたアトピー性皮膚炎

 

東洋医学ではアトピーは体の中の熱を上手く出すことができず溜まってしまったため起こるものだと考えられています。

ですので、体の炎症を抑えつつ体の中の水分の働きが悪くなっているためそちらの作用も高めてあげることで熱が体にこもらない体質にしていこうという治療になります。

また、免疫が下がっていたり自律神経のバランスが崩れている方も多くみられますので体全体を整えていくことを行っていきます。


Posted by 鍼 渋谷α鍼灸整骨院 東京都 渋谷区 at 12:18 / 院長コラム

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