更年期障害の鍼灸治療

2016年6月11日

更年期障害

更年期障害は、45から55歳あたりに起こる不定愁訴の症状の事です。イライラすることや多汗、動機、のぼせ、冷え性、運動器疾患の肩こり腰痛などです。幅広い症状のため更年期に突然身体の不調がでてくることが更年期障害の特徴になります。主に女性がかかるものですが、男性にも更年期障害はあります

日本産婦人科学会では「更年期に現れる多種多様の症候群で、器質的変化に相応しない自律神経失調症を中心とした不定愁訴を主訴とする症候群」と定義しています。

主な原因は卵巣機能の低下になります。それ以外では、更年期頃は人が社会的に様々な悩みや問題を抱える年齢にもあたるので、ストレスも原因として考えられています。

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更年期障害の原因

卵巣機能の低下・・・身体の変化として加齢により卵巣機能が低下します。女性は平均で49歳頃に閉経をむかえます。(閉経は、卵巣の中の卵胞がほとんどなくなることをいいます。)この閉経前後の45歳から55歳に起こる不定愁訴を更年期障害といいます。

卵巣機能が低下すると女性ホルモンが減少します。そうなると脳が女性ホルモンを分泌させるように刺激するホルモンを放出します。ですが、減少している女性ホルモンはでないためホルモンバランスが乱れて不定愁訴に繋がるわけです。

生活環境、社会的問題・・・更年期頃は人が社会的にいろいろな悩みや問題を抱える年頃です。子供の独立、定年前、親の介護、仕事面でのストレスなど環境面の変化やストレスが大きくかかるので自然と自律神経が乱れやすくなります。更年期障害は精神症状も含まれるので、生活環境や社会的問題もみていかなくてはなりません。

 

 

更年期障害の症状

更年期障害は、主に自律神経症状や精神症状になります。

全身症状

・大量の汗

・冷え

・のぼせ、ほてり

・むくみ、冷え

・脈が早くなる

・不眠

・嘔吐、吐き気

・渇き

精神症状

・イライラ

・不安

・動悸

・鬱

・意欲低下

運動器症状

・肩こり

・腰痛

・手足の痛み

・関節痛

・膝の痛み

 

病院での更年期障害治療

主に自覚症状から判断されます。クッパーマン指数の評価法は症状の程度をはかることが

できます。

クッパーマンの更年期指数

種類 重症度 症候群 評価
顔が熱くなる

汗をかきやすい

腰や手足が冷える

息切れがする

3・2・1・0

3・2・1・0

3・2・1・0

3・2・1・0

血管運動神経障害症状 4
手足の痺れ

手足の感覚の鈍さ

3・2・1・0

3・2・1・0

知覚障害症状 2
寝付きが悪い

寝ても途中で目が覚める

3・2・1・0

3・2・1・0

 

不眠 2
興奮しやすい

神経質

3・2・1・0

3・2・1・0

神経質 2
憂鬱になりやすい 3・2・1・0 憂鬱 2
めまいや吐き気 3・2・1・0 めまい 1
疲れやすい 3・2・1・0 全身倦怠感 1
肩こり、腰痛、手足の節々の痛み 3・2・1・0 関節痛、筋肉痛 1
頭が痛い 3・2・1・0 頭痛 1
動悸 3・2・1・0 心悸亢進 1
皮膚をアリが這うような感じがある 3・2・1・0 蟻走感 1

 

クッパーマン指数の評価法は、

求め方:症状の数値を評価の数値に掛けて全てを足す事で調べられます。

16~20が軽度の更年期障害

21~34が中度の更年期障害

35以上が重度の更年期障害

になります。

 

病院での治療法

ホルモン補填療法・・・エストロゲンを補う治療法で、主に自律神経失調の血管運動神経症状だとホルモンが原因になることが多いです。

 

その他の薬物療法・・・抗不安薬、抗うつ薬、自律神経調整薬などがあります。

 

対話療法(カウンセリング)・・・更年期障害が精神的ストレスに係する事が多いので、対話によりその方の抱えている悩みや問題を聞きます。

 

東洋医学からみた更年期障害

婦人科疾患で重点的にみる経穴は、任脈、督脈、衝脈になります。

更年期障害の症状から重点的にみる経穴は、腎、肝、脾になります。

全身状態、生殖器、泌尿器、消化器などを整えていくことで更年期障害の症状緩和を目指します。

運動器症状には、各部位の硬結点を中心に治療していきます。

ホルモンバランスの乱れからくる更年期障害は、全身のバランスを整えていくことで緩和させられることが多いです。

 

自律神経療法

更年期障害は、自律神経の乱れが大きく関係します。症状も自律神経失調症になりますので、自律神経を治療していくことが最優先になります。自律神経を整えると人が持つ自然治癒力を最大限に上げられることができるため、症状緩和をさせやすいです。

当院では、自律神経を調べる器械があります。この測定器で自律神経の交感神経と副交感神経のバランスを調べられます。自律神経以外にも身体的ストレスや精神的ストレスも調べられるため多角的に症状をみることができます。

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このデータを元に治療方針を立てて行うため効果的に治療が行えます。データを診てその方その方に合わせたオーダーメイドの治療法で一時間程しっかりと治療していきます。

治療が終わる頃には効果を実感して頂けると思います。

鍼は使い捨てを使用していますので衛生面は安全です。

更年期障害でお悩みの方は渋谷α鍼灸整骨院へお越し下さい。

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治療症例

40代女性

仕事

専業主婦

親の介護で毎日病院通いと娘の大学進学の時期からストレスが溜まったのか、顔だけ汗が大量にでる、夜に火照りがおさまらない、症状が出始めると不安が強くなり症状が悪化する、首と腰が痛いなどの主訴で来院されました。

今までに無かった身体の変化にショックで落ち込んでしまい日々の生活に支障がでるため治療を行って早く回復したいのが希望でした。

自律神経測定器では大きな乱れは見られませんでした。東洋医学からの身体を見てみると手足の冷えと腎機能が弱っていることが分かったため全体のバランスを取る治療を行うことにしました。

治療経過

・一回目

首や腰などのコリみたいな痛みは改善しました。治療が心地よかったのと誰かに話せた事で気分が楽になったそうです。

・二回目

顔からの汗と火照りはまだ改善していないが、今までの中では一番ぐっすり眠れたので治療を続けて行きたいと話してくれました。

・三回目~五回目

汗は突然出ることが少なくなってきたが焦ったり気にするとまだ出てくる程で、火照りの方はあればあると言われるぐらいまで落ち着きました。

途中から手首の痛みもあるということで、手首の治療も初めていくことにしました。

・六回目~十回目

症状は落ち着いてきたのですが、完全には無くならなかったです。治療効果を感じて頂けたのでこれからも体調管理をお願いしますと言われてました。

今も通院されています。


Posted by 鍼 渋谷α鍼灸整骨院 東京都 渋谷区 at 21:10 / 院長コラム

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