将来の健康を守る治療

2016年7月13日

死の四重奏

 

死の四重奏とは、肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病の四つの疾患が重なるほど生活習慣病になりやすいという考え方です。日本の死因上位にある脳血管障害心疾患は血管由来の病気です。

死の四重奏も血管の障害によって起こります。日々の生活習慣によって血管状態が悪くなり大きな病気に繋がっていくためサイレントキラーと呼ばれています。

生活習慣病は、徐々に悪くなっていきますので、若い時からの積み重ねが中高年期以降に取り返しがつかない形で現れます。飲酒、喫煙、偏った食事、運動不足など名前の通り生活の習慣が発症に関係してきます。

血管は、自律神経支配を受けます。自律神経の乱れも生活習慣病の起因になります。自律神経の乱れは、ストレス、過労、不規則な生活リズムなどが関係します。自律神経を整える生活習慣を送ることも将来の健康に大きく影響します。

当院では、この自律神経を整えることを治療方針に将来の健康を守ります。

働き世代で自分の身体よりも仕事など社会面に集中してしまう方々の身体を、鍼灸治療によって支えていくことをコンセプトにしています。

鍼灸治療は自律神経を整えるのに優れた治療法です。全身の血行循環が良くなることやストレス解消になりますので、今のストレス過多な社会人に合った治療法だと考えています。

東洋医学の考え方に未病治という言葉があります。これは病にかかる前の身体の不調や軽い症状のうちに治療を行うことで大きな病気にならないようにする意味です。

これから着目されていく予防医学に鍼灸治療は大きく貢献できていくと考えています。

ウォーキング

糖尿病

血液の中の糖分が高くなる病気です。極端に高いと命の危険性もありますが、糖尿病の大半は通常より高い数値で症状が現れない程度です。

糖尿病患者は全国で950万人ほどいると言われており、日本人の6人に1人の計算になります

糖尿病によって起こる大きな病気として動脈硬化など血管の病気で心筋梗塞脳梗塞があります。健康な方に比べて糖尿病を持っていると脳卒中や心筋梗塞は3倍ほど発症率が高くなります。

上記以外にも糖尿病性神経症、糖尿病網膜症、糖尿病腎症などがあります。網膜では、成人の失明原因の第二位になります。

糖尿病の診断基準

・空腹時血糖値126mgdl以上

・ブドウ糖75gを飲んで2時間後に血糖値が200mgdl以上

・随時血糖値が200mgdl

・ヘモグロビンA1c6.5以上

 

 

高脂血症

脂質異常症と呼ばれる病名で、動脈硬化を起こしやすく、心筋梗塞脳梗塞を引き起こす原因になります。血液中の脂肪濃度が高くなっている病気です。脂肪の濃度は、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセライドが関係します。

全国で200万人ほどいると言われております。糖尿病と同じく心筋梗塞の発症率が健康な方に比べて3倍ほど高くなります。

 

脂質異常症の判断基準

・LDLコレステロール値140mg/dl以上

・HDLコレステロール値40mg/dl未満

・トリグリセライド値150mg/dl以上

 

 

 

高血圧

皆さんもよく聞く名前だと思います。日本では高血圧患者数は1000万人いると調査されてます。実際には、かかってないだけで測定していない人も入れると3000万人程いるとも言われています。

死因の上位に入る脳血管障害の脳梗塞、脳出血の最大の危険因子が高血圧です。

血圧には塩分が関係します。日頃の食生活から見直すことが高血圧予防に繋がります。

正常血圧は、収縮期血圧140mmHg未満で拡張期血圧が90mmHg未満になりますので、高血圧はこの数値を超えた状態になります。

 

 

肥満

肥満にも判断基準があります。日本肥満学会では、BMI25以上を肥満と定義しています。

BMI=体重kg/(身長m)2

この計算式でBMIを求められます。

身体の中に過剰に体脂肪が蓄積した状態になります。日頃の食生活と運動習慣が大きく関係します。

肥満は他の病気を引き起こしやすくなります。高血圧、糖尿病、高脂血症など他の四重奏を招きやすくすることから放って置くと生活習慣病になりやすい危険因子です。

肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症の四つが重なると通常の人に比べて心筋梗塞などの生活習慣病に36倍も発症率が上がります。

 

 

予防法

生活習慣を規則正しく過ごすのが将来の健康を守ります。若いからといって軽視すると積み重ねたものが将来自分や周りを苦しめる事になります。早めの生活習慣改善を行うべきです。

運動習慣

週に3回の有酸素運動を一時間弱行うのが効果的です。朝日などを浴びながら行えば自律神経の調整にもつながります。

飲酒喫煙

飲み過ぎや喫煙は誰しもが健康に悪いことを知っています。会食や付き合いなど断れない事情の場合は控えめにしていきましょう。

食生活

油や塩分もバランス次第ですので、偏食や不規則な食生活を改善しましょう。

仕事

ストレスも大きく関係しますので、仕事が忙しい人はプライベートの時間を自分の健康にあてましょう。ストレス回避や解消も大切です。

 

良くない生活習慣では血圧や血糖値、コレステローが高くなります。

腸脛靭帯炎

自律神経療法

自律神経は全身の血管をコントロールしています。自律神経が乱れといると血管が補足なり、血流の悪さに繋がります。自律神経を整える事で血流循環が良くなり、生活習慣病予防になります。

鍼灸治療は、自律神経を整えるのに優れた治療法です。心地良い刺激で身体を治療するので終わった頃には温かい感じがして効果を実感して頂けると思います。

まずは乱れた自律神経を整えていき、体質改善を行います。定期的に鍼灸治療を受けて頂くことで良い日々と将来の健康を守っていくことを当院の治療目的としています。

これからの予防医学に鍼灸治療が大きく貢献できると考えています。

自分の身体を健康にしたい方は、渋谷α鍼灸院へお越し下さい。

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Posted by 鍼 渋谷α鍼灸院 東京都 渋谷区 at 13:25 / 院長コラム

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