2016年8月19日
鍼の効果
昔は古代九鍼といって様々な利用方法に合った鍼がありましたが、衛生面と安全面のため、いくつかの古代九鍼は禁止されています。
材質も鉄からステンレスに変わったため中で金属疲労による折鍼(中で鍼が折れる)も起きづらく、無理に使い回す事やパルスを長時間行わなければ折れる事はあり得ません。
鍼の効果には血管拡張により血流増加と鎮痛効果、機能の調節があります。
患部に使い分けることと、東洋医学に基づいて治療をする事で効果を上げています。
お灸の効果
お灸は艾を使った温熱療法の一つです。治療方法は直接肌に置いて燃やす方法や輻射熱や伝導熱を利用した間接的な方法もあります。今では器械を使ってもお灸に似た効果を出せます。
お灸を燃焼させて身体に刺激を送ると白血球が2~3倍増えたという研究結果があります。白血球が増えることで人の免疫力が上がります。病気を治すのと病気になりづらい身体を作る事ができます。
お灸を持続して施術を行う事でリンパ球も増えて、白血球の流れるスピードも早くなります。
自律神経
自律神経には身体の恒常性を保つ働きがあります。自律神経中枢の視床下部は、内分泌系の調節、体温調節、本能行動、情緒行動などをコントロールしています。
自律神経には交感神経と副交感神経と二つの反対に作用する神経で成り立っています。恒常性に保つためにこの相互に神経の活動を優位にしてるわけです。
この自律神経中枢はストレスに影響されやすく、日々の生活習慣や人間関係のストレスが長く続くと自律神経が乱れます。
人の身体がストレスである不快感や疼痛などにさらされ続けると、非常事態と誤認して交感神経優位になりやすくなります。交感神経優位では高血圧や高血糖、免疫力低下に繋がるばかりか影響して消化器系や便秘、下痢、不眠などにもなりやすくなります。
交感神経の亢進は血管や筋肉を収縮させます。この状態は、全身の血流を悪くさせるので患部の発痛物質が取れにくく、局所が酸欠状態になります。
酸欠状態だとさらに発痛物質が溜まる事で痛みを生じるという悪循環に陥ります。
当院では、自律神経を調べてデータを元に治療をしていきます。交感神経と副交感神経のバランスを良くすることを目的に治療方針をたてます。
腹部の鍼とお灸で副交感神経を高めます。
自律神経は互いにバランスを取り合う関係から一方を刺激する事で他方をコントロールします。
腹部の鍼は副交感神経を刺激しやすいです。リラックス神経と呼ばれるほど人がリラックスしている時によく働きます。内臓系を刺激するイメージで腹部に刺鍼します。
背面をうつ伏せで治療します。
筋肉の緊張を緩和させることで交感神経から副交感神経優位に働きかけます。
特に首や後頭部付近の硬さを取ると精神的や全身のリラックスに繋がります。
後頭部は不眠、目疲れ、悩みなどに良く効きます。
頭部への刺鍼と末端の刺激で自律神経を調節します
頭部への鍼は脳内血流量を上げるという研究結果があります。脳内循環を良くすることで自律神経中枢や伝達物質に良い影響が出ると考えて行ってます。
爪の横を刺さない鍼で施術する事で自律神経を刺激できます。
うつ病、自律神経失調症、双極性障害、睡眠障害、過敏性腸症候群、パニック障害、過換気症候群において当院で改善されて喜ばれる方がたくさんいらっしゃいました。
鍼灸治療はWHO(世界保健機構)によって効果が認められています。
神経系疾患・・・・自律神経失調症、神経症、神経麻痺、痙攣、脳卒中後遺症、ノイローゼ。不眠、ヒステリー、頭痛
運動器疾患・・・頸肩腕症候群、腱鞘炎、腰痛、頸椎捻挫後遺症、怪我の後遺症(捻挫、打撲、挫傷)
消化器疾患・・・胃炎、下痢、便秘、肝機能障害、胃十二指腸潰瘍、胃下垂、胆嚢炎、肝炎
循環器系疾患・・・高血圧、低血圧、心臓神経症、動脈硬化症、動悸、息切れ
内分泌系疾患・・・糖尿病、バセドウ氏病、痛風、貧血、脚気
呼吸器系疾患・・・気管支炎、喘息、
生殖、泌尿器系疾患・・・性機能障害、前立腺肥大、膀胱炎、尿道炎、腎炎
耳鼻咽喉科疾患・・・耳鳴り、難聴、中耳炎、慢性副鼻腔炎、メニエール病、扁桃炎、咽喉頭炎
婦人科系疾患・・・更年期障害、生理痛、月経不順、不感症、不妊症
小児科系疾患・・・小児疳の虫、夜尿症、小児神経症、小児喘息、アレルギー性湿疹
眼科系疾患・・・緑内障、白内障、眼精疲労、眼瞼痙攣
社会人や社会人を支えている方、学生のように準社会人の身体を良くする事を第一に考えて施術しています。そんな方々の身体を健康にする事で日本社会を支える治療院になりたいと考えています。
当院では、慰安目的のための施術は行いません。治療第一で症状や体質の改善を目的に施術いたします。
各種症状に対して真剣に取り組みますので、お辛い症状や痛みでお悩みの方は一度渋谷α鍼灸院へお越し下さい。
Posted by 鍼 渋谷α鍼灸院 東京都 渋谷区 at 15:12 / 院長コラム