腰の痛みを和らげる方法に鍼灸治療があります

2021年8月25日

腰痛治療

働かれる方の大半は腰に痛みや重だるさぐらいの症状を持っていると思います。デスクワークや家事、肉体労働でも必ず腰に負担がかかるので痛みや不調などの症状を持っている人が他の疾患に比べて圧倒的に多いです。腰痛は治療院で一番か二番目に多い症状になります。

腰は肉月に要と書き、人体でも特に大切な場所になります。腰は上と下の境にあることから連結部として考えることや、脊骨の根っこと捉えることもあります。地面が傾けば当然そのうえにある背骨は斜めになり全体に歪みを起こして肩こり、頭痛を二次的に発症させます。

世間でも腰の重要性を掲げた治療院が流行っています。ヨガやピラティスなどの教室でも体幹やインナーマッスルと言い腰の部分をよく動かすメニューを取り入れています。

腰の痛みは、老若男女問わず妊婦さん、学生さん、高齢者といった全世代や手術後、難病の二次性と幅広くみられます。腰の病気でも腰椎ヘルニア変形性腰椎症すべり症脊柱管狭窄症など腰に痛みを起こす整形外科疾患はたくさんあります。器質的変化がある場合は繰り返し腰痛が起こる傾向にあります。

鍼灸院をやっていると多くの腰に痛みがある疾患の方がご来院されます。
大体治るものと痛みを減らせるもの、病院へ行ってもらうものと判断ができてきます。鍼灸や手技療法で治る範囲は基本的に筋肉や関節運動不全によるものです。病気でも筋肉や関節部を治療することで痛みが減る症状も多いです。ヘルニアや脊柱管狭窄症が治るとは言えませんが、当院で上記のような病名を治療して痛みが無くなったという方は多いです。腰の痛みで病名がついても実際それが原因ではないということを臨床で経験すると腰をみるポイントが違えば他院で治療効果が無かった腰痛でも当院では効果があるのではと気づきました。

病名でも「ヘルニアっぽい」とか「軟骨がすり減ってるかも」でヘルニアと言われても実際の原因はその部分でないことがあります。それよりも明らかに臀部の緊張や仙腸関節が潤滑不全を起こしている場合もあるのです。。

その方その方の生活様式で腰部に負担がかかって結果「ヘルニア」に、結果「脊柱管狭窄症」にとかかっている場合は、その負担をなくしてその構造になっている原因を取り除けば痛みは軽減します。

 

 

 

鍼灸と手技療法

鍼とお灸を使って患部の治療を行います。鍼の作用には患部の血液循環を良くすることと、痛みを和らげる作用があります。筋緊張緩和もできるので患部や周りの筋肉も治療することで効果を上げられます。

腰部を診る時は、腰、臀部、大腿部、下腿部、足関節を重要に診ます。

腰痛に関係する大きな筋肉は、脊柱起立筋、腰方形筋、大殿筋、中殿筋、梨状筋、腸腰筋があります。これらの筋肉は関節の可動域や触診で硬くなっていることが簡単に調べられます。

筋肉が痛みを出している場合はトリガーポイントを探すことが有効です。筋肉が微細な傷を負った後にできた索状のコリがトリガーポイントで、このポイントが原因で腰痛を引き起こします。トリガーポイント由来の腰痛は筋肉に指圧でもいいので刺激を送ると痛みを再現することができます。トリガーポイントだけの痛みであれば比較的簡単に痛みをとることができます。

関節が原因で腰痛を引き起こしている場合は、原因の関節を動かすと痛みを再現できます。関節包や関節の動きを止めている筋肉が原因になるので、原因の関節に関係する筋肉と関節運動が正常になる手技を施せば痛みがとれていきます。

関節の動きが悪いのは、関節面が整ってない状態で自転車のチェーン部分の油がきれているようなものです。上手く回らなければ当然ペダルを漕ぐ力も必要になり、筋肉が疲労して硬くなってしまい、チェーン部分も金属面が傷ついてきます。関節面の手技療法はこの部分に潤滑油をさすようなもので、摩擦がなくなれば自然と滑らかに動き漕ぎ手も力が減って楽になっていく感じです。

 

下腿部や足関節の異常でも腰に痛みを引き起こします。人体の動きは様々な関節が連動することで成り立ちますので、一つの関節が止まると他の関節に負担がかかります。足関節や膝関節動きが悪いだけで相当腰に負担がかかります。膝や足は腰とかなり密接に関係するからです。

下肢や呼吸筋など患部ではない場所も治療することで痛みがなくなることもあります。腰痛治療には、まず患部!次いで必ず全体も診るようにすることで治療効果が良くなります。

 

状態を見極めた上でその方の症状に合わせた治療を行います。

筋肉の硬さには自律神経が関係します。

筋肉は自律神経が支配しています。自律神経のバランスが乱れていると血液循環が悪くなります。筋肉の循環が悪ければ筋肉の回復も遅くなりますので自律神経を整えることは腰痛治療にも繋がります。

痛みを感じ続けると脳は痛みを記憶します。患部の損傷が治ってもストレスを感じると痛かった腰の記憶が呼び起こされて同じところがまた痛みを感じ出します。残置性の記憶がある場合は自律神経を整えなければなりません。

そのため患部だけの治療をして一時的に良くなっても自律神経に原因がある場合は、また再度繰り返します。

自律神経も整えていくことで再発予防になりますので、当院では、自律神経療法も一緒に行っていきます。

腰痛でお悩みの方は、渋谷α鍼灸整骨院へお越しください。

IMG_6205

 

症例①

40代 男性 慢性腰痛

リモートワークにより、長時間の同一姿勢が増えたことにより腰痛が発生した。

元々、腰に張りや痛みを感じやすい体質だったがリモートワークが始まって以来痛みを感じない日がなくなった。

また管理職になったためストレスも多く、睡眠も浅い状態が続いている。

痛みを感じて仕事に集中できなくなったため来院された。

 

◇所見◇

自律神経測定器の結果では交感神経が高く、精神的ストレスも高い状態だった。

触診では腰だけではなく、臀部やハムストリングス、背中、首に強い緊張がみられた。

筋肉が凝り固まっている上に、精神的なストレスが重なってしまい身体が回復しにくい状態になっていたと思われる。

 

◇治療方針◇

これらの状態を改善するため、自律神経を整える治療を行い身体が回復しやすい状態を作っていきたい。

その後、腰や背中、ハムストリングス等を緩めて腰痛の改善を行う。

 

◇1回目◇

施術後には自覚する痛みはかなり軽減された。

次回来院の際に睡眠の状態を聞き、治療方針を決めたいく。

 

◇2回目◇

前回のあと2日ほど良く寝れたが、その後また眠れなくなった。

腰痛も5日くらい調子が良かったが、少し痛みを感じる。

日常生活には問題ない程度まで回復はしている。

 

◇3回目◇

腰痛はほぼ感じなくなったが軽い疲労感や張り感がある。

睡眠は3日ほど良く眠れたがその後戻ってしまう。

 

◇4回目◇

腰痛よりも睡眠の質の改善に重点を置いて治療を行う。

肩甲骨の可動を改善し、眠りやすい姿勢を作っていく。

 

◇5回目◇

概ね調子が良いが、強いストレスを感じた日は寝付きが悪くなる。

腰痛も感じない日が多くなった。

 

週に1度のペースで5回施術を行った。

本人が満足するレベルまで症状が改善されたので今後は定期的にメンテナンスを行っていきたいとのこと。

月に1~2度通い調子を維持していきたい。


Posted by 鍼 渋谷α鍼灸整骨院 東京都 渋谷区 at 14:00 / 院長コラム

お問い合わせ

▲ページTOPへ