東洋医学で冷えを改善

2016年12月20日

冷えとは

東洋医学においても冷えについては特に重要視していて「冷えは万病の元」とも言われるくらいです。

自律神経や筋肉によって引き起こされるとも言われています。温かいままの血流が行き渡りづらいのも原因で、全身の血管をコントロールする自律神経が乱れることや、筋肉量が少ない女性は男性よりも冷え性に悩まされます。

自律神経の影響

現代社会はストレスをよく受けるため交感神経優位になりやすいです。交感神経は血管を収縮させるため全身の血流量に関係してきます。

逆に血管が広がる副交感神経でも冷え性になります。交感神経が上手く働かないため体温が外に逃げて体内が冷えてしまう場合です。

そのためどちらかではなくバランスの良い状態に戻すと上手く自律神経が体内循環を守ってくれます。

 

リンパや静脈系

リンパ官や静脈系は組織液や皮下に溜まった水分を回収する役割があります。重力で下にいった水分も回収が上手くできないため冷えやむくみが強く現れます。

 

 

冷え性は手足など末梢の症状だけでは無く、肩凝り、腰痛、むくみ、下痢や生理不順、易疲労性、肌荒れなど全身に影響が及びます。

 

 

 過敏性腸症候群

冷えと言っても、その感じ方や分布によって大きく4つに分類できます。

しかしいずれの場合も「陽気」の不足や偏りが原因となっています

 

「陽気」とは体のエネルギーの中でも、特に体を温める作用が強く、肝の作用によって全身を巡ります。

そして「陰気」とバランスを取る事で体が正常に機能しています。内臓も筋肉も関節も全て「陽気」と「陰気」の量のバランスが取れている事で成り立っています。

そしてこの陽気が不足したり、偏っていると「冷え」が現れてきます。

またこのバランスが崩れると、陽気は上に昇る性質があるため、体内の熱の分布が崩れてしまいます。

 

さて冷えのパターンですが、大きく分けて「末端型」「全身型」「上熱下寒型」3つに分けられます。

 

 

①末端型

主に手足の冷えを感じるタイプです。

このタイプは陽気の量は足りていますが、末端までそれが届いていない状態です。

主な原因は肝の機能低下によります。

肝は陽気を全身に巡らせる作用があります。ですので肝の機能低下があると陽気を巡らせられなくなり、特に末端部に届きづらくなります。そして陽気の届かない手足に冷えを感じるようになります。

このタイプでは、冷えの他に首肩凝りや腰の張り、お腹の張りや気分のアップダウンなどを伴う事があります。

 

またこの状態が長く続くと、気と共に「血」の滞りも起こってきます。この状態を「血オ」と言います。

この状態では冷えの他に、ズキズキ鋭く刺されたような痛みやジンジンとした痺れを伴う事があります。

もともと首肩凝りや腰の張りがあった方も、痛みが強くなったりします。

 

このタイプでは、気や血を巡らせる治療とともに、肝の調整も必要になります。

お灸治療

 

 

②全身型

手足の冷えというよりも全身に冷えを感じていて、冷えと共に低体温である方も多く見られます。

このタイプは「血虚」と「陽虚」に分けられます。

血虚は体内の臓器や筋肉などを栄養する血が不足している状態です。

女性は特に毎月、月経によって出血しているため、血が不足しやすいです。

その他目を酷使したり、質の良い十分な睡眠が取れないと血の不足が起こります。

またダイエットによって動物性タンパク質やミネラルなどの補給が不足すると、血が作られずに足りなくなってきます。

 

臓器の不調でいうと、飲食物の消化吸収を行なっている「脾」の機能低下があると、飲食物から十分な血が作られなくなるため、血虚となります。

 

このタイプでは冷えの他に、肌の乾燥や唇の荒れ、顔色が悪いといった状態を伴う事があります。

 

 

そしてもう一つのタイプが「陽虚」です。

このタイプは、まさに陽気が不足している状態です。

陽気も気の一つであり、気を消耗したり気の補給が足りてないと起こります。

特に加齢や手術、服薬や炎症があると「腎」の機能低下を招き、陽気を消耗します。

また体を冷やす性質の物を過食すると「脾」の機能低下を招き、こちらも陽気を消耗します。

 

陽虚タイプでは内臓から冷えている事が多いので、回復に時間がかかります。

 

 

③上熱下寒型

このタイプは、陽気のバランスが崩れてしまい、お腹から下半身にかけては冷えていて、頭の方に熱がこもっている状態です。

強いストレスを受けると肝の機能低下が起こり、気が滞りやすくなりますが、この時肝の作用を制御する腎の機能低下もあると、気はどんどん上に昇っていって溜まってしまいます。

こうなると陽気は頭の方に溜まるので、火照り、のぼせ、イライラ、めまいなどの症状が出てくる事があります。

そして陽気が昇っていった分、お腹から下の陽気が足りなくなり、下半身では冷えの症状が出てきます。

 

このタイプでは陽気自体は足りているので、そのバランスを調整したり、肝や腎の機能を調整するような治療が必要になります。

 

 

 

以上のように、同じ冷えという症状でもタイプにより原因が大きく異なります。

また東洋医学的には同じ症状だとしても、個人個人によって反応の出ているツボも異なり、治療に使うツボも変わってきます。

ですので、一人一人の状態を詳しく知るために多くの質問をさせて頂いたり、詳しくツボ反応のチェックを行う事で、一人一人に合った治療を行なっていく事が可能となります。

 

心地よい施術

当院では、施術が痛くないよう、熱くないよう心がけています。

身体が苦痛に感じてしまうと交感神経が働き全身の血流に影響します。心身共にリラックスして頂くには痛みが限りなくでないよう心地よい刺激で施術を行なう事が大切です。

鍼はチクっと痛みそう、灸は火傷しそうなどと不安がある方もいらっしゃると思いますが、当院では髪の毛より細い鍼と肌には直接届かないお灸を使うことで痛みを最小にして技術により効果を最大にしています。

どうしても不安がある方には刺さない鍼やお灸のみの施術も行なっております。

 

冷えにお悩みの方は渋谷α鍼灸整骨院へお越し下さい。

 


Posted by 鍼 渋谷α鍼灸整骨院 東京都 渋谷区 at 21:56 / 院長コラム

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