お知らせ & コラム NEWS / COLUMN
自律神経と鍼灸治療
自律神経
現代社会はストレス過多のため、運動器疾患より心が関係する疾患が多くなってきました。
ストレスがかかると自律神経の交感神経が優位になりやすいです。ストレスを受け続けると交感神経優位の状態が続き様々な症状を引き起こします。
コリ、冷え、節々の痛みなどは、自律神経の不調から招いている事があります。

交感神経優位になると血管が収縮して全身の血流を悪くします。免疫面でも、顆粒球が増えてウイルスなどの細菌から守ってくれますが、活性酸素を出すため免疫が下がります。
この状態が続くと身体に様々な症状がでます。
コリ、冷え、節々の痛みを改善するには自律神経を整える事が大切です。
副交感神経を整える
現代はストレス社会から交感神経優位の方が多くみられます。副交感神経を上げる事で交感神経とのバランスを整える事が出来ます。
副交感神経は、リラックス神経と呼ばれます。夜にかけて睡眠中など副交感神経が優位になる時間帯です。この時間帯まで交感神経優位が続くと寝付きが悪くなることや睡眠が浅くなります。
睡眠中は修復ホルモンがでて身体の回復が行なわれます。ホルモン分泌が悪いと翌日に疲れが抜けてない状態で一日を頑張らなければなりません。
日々の不調も副交感神経を上げる事で改善しましょう。
副交感神経を整える方法
朝起きたらコップ一杯の水を飲む
まず一日の初めにコップ一杯のお水を飲むことで内臓を刺激する事で副交感神経を上げます。朝から副交感神経を上げる事で自律神経が整いやすくなります。
三食で食事はよく噛んで食べる
規則正しく食事を取ることと早食いを止めることが副交感神経を上げるコツになります。
腸内環境も自律神経に関係します。腸が身体の免疫に大きく関係しますから腸内環境を良くする事で自律神経と免疫系を整えられます。
※最近では、躁うつが遺伝子によって関係していることが分かったそうです。コレステロールや青魚に含まれる不飽和脂肪酸の代謝に影響する遺伝子が躁うつの方とそうでない方に違いが合ったそうです。近い将来食事内容によって改善できる可能性がでてきました。
ストレスを避けてリラックス習慣を取り入れる
アロマやヨガ、ストレッチ、音楽聞く、趣味を作るなど意識的に生活習慣を変えてみるのも効果があります。
嫌な事は避けて好きな事を行なう事も日々の生活で重要になります。気分も自律神経に大きく影響しますからストレスになりそうなものは避けた方がいいです。
就寝三時間前から準備
良質な睡眠を得るにも準備が必要です。腸内を落ち着かせるためにも就寝三時間以内の食事は止めましょう。
就寝前は特にスマホやPCなどの目に刺激的なものも使わないようにしましょう。知らず知らずのうちに目からの刺激で脳が興奮してしまいます。
運動習慣
週三回の有酸素運動がお勧めです。朝行なう場合はジョギングよりもウォーキングの方が副交感神経に良いです。
脳だけ疲れるよりも身体もある程度疲れている方が睡眠に入りやすくなります。

自律神経の不調
筋肉や関節が損傷するより、心の損傷は治りが遅く辛い状況が続きます。
目で確認できない疾患は周囲の理解や認知がなければ回復しにくいものです。
自律神経は生涯の中で変動があります。男性では三十代で女性では四十代になります。この十年が男女差の寿命の違いだとも言われています。
女性では、出産と女性ホルモンが大きく崩れるときも自律神経が乱れやすくなります。
思春期前でも自律神経のコントロールが上手く出来ないため起立性調節障害、自律神経失調症、うつ病などがみられますが、大人では生涯変動で副交感神経が大きく下がるため自律神経が乱れて体調不調になりやすいです。
自律神経と鍼灸
鍼灸治療は自律神経を整える事に優れています。心地良い刺激で一時間程の治療を終えると身体がポカポカしてリラックスしている事を実感して頂けると思います。
手足の肘から下にある経穴を上手く刺激する事で交感神経や副交感神経をコントロールできます。腹部に刺鍼と灸で治療すると身体が落ち着きます。
鍼灸の効果

鍼には鎮痛と血流増進の効果があります。鍼には研究で解明されているのが神経系に働きかけて痛みを抑えるのと局所の血流が増進する効果です。
お灸は局部に熱刺激を与える事で白血球を増加させて免疫力を上げてくれます。
東洋医学の考え方で肘から下にある経穴には交感神経と副交感神経に働きかける受容体があるので、鍼とお灸を使って自律神経を整えます。
自律神経測定器

当院では、自律神経の交感神経と副交感神経を調べる測定器があります。このデータを元に自律神経を整えるため、より効果的に治療方法がたてられます。
客観的に自信の体調を把握できるので日々の体調を管理したい方にもお勧めです。
お仕事や家事にお悩みの方も自律神経を整える事で解消できると思います。
自分自身の身体を管理するのも将来の健康に必要な意識です。
自律神経の不調や日々の体調にお悩みの方も一度渋谷α鍼灸院へお越し下さい。
Posted by 鍼 渋谷α鍼灸院 東京都 渋谷区 at 21:23 / 院長コラム
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