2017年3月28日
集中力の低下と言っても原因は様々です。
身体や精神は体内のエネルギーや栄養(東洋医学では気、血、水、精と呼ばれる)が充実していて始めて正常に機能します。
逆に何らかの原因でこれらが不足すると様々な症状が出てきます。
集中力の低下もエネルギーや栄養の不足により起こってしまいます。
東洋医学から考える【集中力の低下】には、大きく分けて4つに分類されます。
血不足が原因により起こる集中力の低下では、頭にぽっかり穴が空いたように忘れてしまうと言った特徴があります。
血が不足する原因として、脾虚(ひきょ)が挙げられます。
脾虚とは、脾臓という消化器系の機能が低下した状態を言います。
脾は食べ物を消化して血を作り出しますが、脾が弱っていたり栄養不足が続くと、その血が不足してしまいます。
便秘や下痢体質の人、浮腫やお腹の冷えがある方に見られやすい体質です。
血の不足ではその他に、不眠や熟睡出来ない、普段から色々と考え悩みやすい、仕事や日常で良く頭を使う、ふらつきやめまい、手足の痺れ、爪が割れやすく髪がパサつくなどの症状が現れる事があります。
気の不足が原因により起こる集中力の低下では、疲れると途端に現れる、やる気も同時に無くなる、全てを投げ出したくなるなどの特徴があります。
気が不足する原因として、血不足と同じく脾虚が考えられます。
血と同様に、脾臓が飲食物を消化吸収し、気を作り出します。
気の不足ではその他に、スタミナがない、何もしていないにも関わらず自然と汗が出てしまう、体が冷えやすい、疲れやすい、すぐに横になりたくなると言った症状が現れる事があります。
だるくて仕方がなく集中力の低下が起こる、持続力が低下する、すぐに気が散ってしまうなどと言った事が特徴的です。
精が不足する原因として、腎虚(じんきょ)が考えられます。
腎虚とは、腎というエネルギーの源泉となる臓器の機能低下を表しています。
つまり腎の機能低下によって、エネルギー(特に精というエネルギー)が不足した状態です。
腎虚は主に手術や服薬、炎症、加齢などの原因により起こります。
精の不足ではその他に、足腰のだるさ、頻尿、制欲の減退、耳鳴りや難聴などの症状が現れる事があります。
このタイプでは、熱くなると途端に集中力が低下し、特に午後になるとペースが落ちると言った特徴的があります。
虚熱とは、身体の熱を冷まし熱がこもらないようにする力が落ちている状態です。
特に①や③にある血や精の不足が長期化していたり、許容範囲を超えたストレスが持続的にかかっていると起こりやすくなります。
虚熱状態ではその他に、微熱が続く、のぼせている感じがする、手足がほてる、せっかちでイライラしやすくなったりと言った症状が現れる事があります。
このように集中力の低下という症状があっても、そのメカニズムや背後にある体質は人によって異なります。
ですので、お話を伺いお身体をしっかりチェックする事で、体質や状態を見極めあなたに合った治療を行っていく必要があります。
当院では完全使い捨ての鍼を使用しますので、衛生面も安全です。初めての方には限りなく細い鍼で痛みが出にくいようにしています。
どうしても鍼が苦手な方には刺さない鍼又は鍼を使わない整体で経絡を刺激するように施術いたします。
痛みや刺激に注意するのも痛く感じると交感神経が上がりやすく全身の血流が悪くなりやすいことを考えているからです。治療中も痛みや不快感を感じていないかを聞いて治療を進めていきます。
心地良い施術を続けると副交感神経が優位になりやすく、1時間程受けて頂くと身体がポカポカする感覚を味わって頂けると思います。
うつ病は未だ原因が解明されていないため正確には分かりませんが、脳内の神経伝達物質の働きが悪くなったためと考えられています。
集中力低下もうつ病の症状の一つに現れることがあります。
自律神経は、内臓や血管など自分の意思とは関係なく身体をコントロールしているのでバランスが乱れると様々な症状が現れます。集中力低下や頭がぼーっとするなどもありますし、睡眠障害が出てくると身体や脳が回復しないためにも現れます。
しっかりとした治療を行ないます。一般的なリラクゼーションサロンのようにほとんど問診もしないまま始めることはありません。しっかりと問診から情報を得て最適な治療方法を提案します。
自律神経測定器によるデータ
施術者の感覚だけではなく自律神経測定器のデータで客観的に身体の変化を確認出来ます。
治療者が施術経験10年以上
当治療院に所属している施術者は皆経験年数が10年以上と未熟だったり経験が浅い者が入る心配はありません。
渋谷駅徒歩2分
地下B2番出口から歩いて1分の通いやすい治療院です。
Posted by 鍼 渋谷α鍼灸院 東京都 渋谷区 at 20:03 / 院長コラム