お知らせ & コラム NEWS / COLUMN
うつへの対策
プチうつになると作業能力が低下し、やるべき仕事がたまってしまいます。
かといって後回しにする勇気も出ない状態です。
そのため、常に何かに追われているような、切羽詰まった状態になってしまいます。
このような状態になった場合は、物事に優先順位をつけ、本当にやらなければならないことだけを実行しましょう。あとはできるだけ先送りにするという対処を行なってください。
今やらなくて良いと思ったら迷わず先送りにし、いつまで先送りにするかということも考えておきましょう。
先延ばしにする、断る、やめる、ということを決めるだけで、何となくのしかかっていた自分の気がかりがシェイプアップされ、心が楽になってくるものです。
プチうつを悪化させる行動として表情を作ることが挙げられます。
元気に見せるために表情を作ることはよくあると思います。
しかし、プチうつの時は表面を飾るといっそう悪化させてしまいます。
表面を飾ることは、自分の苦しさを自分自身で否定し、さらに周囲に悟られないように逆に元気に振る舞って見せているのです。
元気に振る舞えば、本当に元気になっていくという側面もあるので、元気な時であれば表面を飾ることも効果的です。
しかし、エネルギーが少なくなっているプチうつの人がこれをやると、努力して元気を装うので消耗を進めてしまうのです。
表面飾りが強ければ強いほど、プチうつが悪化しやすくなり、周囲の人も気付きにくくなってしまいます。
プチうつを悪化させないために、お休みがとれたらまずはぐっすり眠ることです。
うまくお休みがとれた場合、何をすれば良いか。
何かリフレッシュするようなことを考えるかもしれませんが、まずは休養、睡眠をとることです。
若い人であれば2日ほどぐっすり眠れば、疲労がかなりとれ、体力が回復すると思います。
しっかり寝るようにしましょう。
ただし、お酒の力を借りて寝ることは避けた方が良いです。アルコールは寝付きは良くても睡眠の質を低下させてしまい、逆に疲労を溜めてしまいます。
お酒を全く飲んではいけないということではなく、禁酒することでストレスが大きくなる人は、ビール350ml程の量を賢く利用するのが良いでしょう。
プチうつ状態になった場合、まずお休みをとり、十分な睡眠をとることをお話ししました。
十分睡眠がとれたら次は好きなものを食べてみてください。
食事を美味しくいただけるということは、この上ない幸せです。
この時は、栄養バランスやダイエットなどあまり気にしなくて良いと思います。ただ、便秘は避けたいので適度なお米はとることをおすすめします。
飲み物については少し注意が必要です。
食事より手軽に摂れるため、砂糖やカフェインがたくさん入っているコーヒー、コーラ、強壮ドリンクなどは控えた方が良いです。
たくさんとりすぎると体調が元に戻りにくいためです。
できるだけ普通の水を飲むようにしましょう。
現代社会では、早く成果を上げることが求められています。そういう雰囲気に煽られていると、疲労を溜めやすくなってしまいます。
そこで、意識してゆったりと行動してみましょう!
ゆったりすることは本来楽なはずですが、なかなか感じることができません。
そのため意識をすることが大切です。
まずはゆっくり歩いてみましょう。この時の目的は楽に歩くことです。
自分の体の内側から発する信号に素直に耳を貸し、楽なペースで歩きましょう。
このように自分を大切にする態度を続けていくと、楽になっても良いんだよということが、緊張している心にも伝わるようになります。
症例報告
症例1 30代 女性
事務職に従事。仕事と家庭の両立に悩んでおり、ここ1年ほど強いストレスを感じるようになった。特に仕事では責任のある立場を任され、ミスをしないよう常に気を張っている状態が続いている。
最近では疲れが取れず、朝起きるのがつらい。何をするにもやる気が起きず、家事も最低限しかできなくなっている。夜は考え事をしてしまい、眠りが浅い。病院では「うつ病」と診断され、薬を処方されたが、できるだけ自然な方法で改善したいと考え来院。
当院の施術
自律神経測定では、交感神経が過剰に優位で、ストレスと疲労の数値が高かった。頭部や手足のツボに鍼を施し、副交感神経を活性化させることでリラックスしやすい状態を作った。また、首や肩の筋緊張をほぐし、血流を促進することで、疲労感や不眠の改善を目指した。始めは週2回から施術を行った。
1回目
施術後、体が軽くなり、リラックスできた。
2回目~6回目
日中の疲労感が軽減し、少しずつ意欲が戻る。
7回目~11回目
夜に眠りやすくなり、仕事のストレスを感じにくくなった。
12回目
気分が安定し、家事や仕事への意欲が回復。週2回のメンテナンス治療へ移行。
Posted by 鍼 渋谷α鍼灸院 東京都 渋谷区 at 15:32 / 院長コラム
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