渋谷でめまいにお悩みの方へ|渋谷α鍼灸院のめまいに対する鍼灸施術

「急に目の前がグラッとする」「フワフワして地に足がつかない感じが続く」

めまいは、経験した人にしかわからない不安や恐怖を伴う症状です。

 

病院で検査をして「異常なし」と言われたものの症状は続き、「このまま治らなかったらどうしよう」と悩みながら日常を送っている方も少なくありません。

 

渋谷α鍼灸院には、そうした原因がはっきりしないめまいでお困りの方が多く来院されます。

このコラムでは、めまいの正しい理解と、鍼灸でどのようなサポートができるのかを、専門的な視点からわかりやすくお伝えします。

 

めまいとは?症状の感じ方は人それぞれ

医学的に「めまい」と一言で言っても、その感じ方は大きく分けていくつかあります。

回転性めまい:自分や周囲がぐるぐる回る感覚

浮動性めまい:フワフワ、雲の上を歩くような不安定感

立ちくらみ型めまい:立ち上がった瞬間にクラっとする感覚

これらはすべて原因や関与する部位が異なり、対処法も変わってきます。

そのため「めまい」という症状を一括りにせず、タイプを見極めることが非常に重要です。

めまいが起こる主な原因

内耳の異常によるめまい

良性発作性頭位めまい症(BPPV)は、めまいの中でも特に多い原因のひとつです。

内耳にある耳石が剥がれ、本来とは異なる場所に移動することで、頭の動きに合わせて強い回転性めまいが起こります。

自律神経の乱れによるめまい

ストレス、不規則な生活、睡眠不足などにより自律神経が乱れると、

脳や内耳への血流が不安定になり、浮動性めまいやふらつきが起こりやすくなります。

このタイプは、検査で異常が見つかりにくいのが特徴です。

首・肩の緊張が関係するめまい

首や肩の筋肉が慢性的に緊張すると、

・椎骨動脈の血流低下

・自律神経への影響

が起こり、めまいを引き起こすことがあります。

デスクワークやスマートフォンの使用時間が長い方に多く見られます。

※突然の激しいめまい、ろれつ障害、手足のしびれを伴う場合は、必ず医療機関を受診してください。

 

めまいの種類と特徴

回転性めまいの特徴

・寝返りや起き上がりで悪化

・数十秒〜数分で治まることが多い

・吐き気を伴うことがある

浮動性めまいの特徴

・常にフワフワする感覚

・長期間続きやすい

・疲労やストレスで悪化

立ちくらみ型の特徴

・急に立ち上がった時に起こる

・血圧調整や自律神経の問題が関与

症状のタイプを正確に把握することが、適切な施術につながります。

 

めまいに対する東洋医学と鍼灸治療の考え方

東洋医学では、めまいを単なる「耳の症状」や「平衡感覚の異常」とは捉えません。

身体全体のバランスの乱れが、結果として“めまい”という形で現れている状態と考えます。

東洋医学におけるめまいの基本概念

東洋医学では、めまいは主に以下の要因と関連づけられています。

:自律神経・緊張・ストレス反応

:生命力・内耳機能・加齢変化

:気血生成・疲労・消化吸収

気血水の失調:循環不全・浮動感・不安定感

特に現代人のめまいでは、

「肝」と「腎」、そして「気血水の巡り」が複雑に関与しているケースが非常に多く見られます。

肝の乱れとめまい

肝は「気の流れ」を司る臓腑です。

精神的ストレスや緊張が続くと肝の働きが乱れ、気の巡りが滞ります。

その結果、

・首、肩、後頭部の緊張

・自律神経の乱れ

・頭部への血流低下

が起こり、フワフワする浮動性めまいや、緊張時に悪化するめまいにつながります。

 

腎の虚とめまい

腎は、東洋医学において「耳」と深い関係があります。

加齢、慢性疲労、睡眠不足が続くと腎のエネルギーが不足し、

・平衡感覚の低下

・回転性めまい

・耳鳴りや難聴を伴うめまい

が現れやすくなります。

このタイプは、「症状が長期化しやすい」「再発を繰り返す」傾向があるため、

一時的な対処ではなく体質改善の視点が不可欠です。

 

気血水の失調とめまい

東洋医学では、

・気=エネルギー

・血=栄養と循環

・水=体液・リンパ・内耳のリンパ液

と考えます。

これらのバランスが崩れると、

・頭が重い

・体がフワフワする

・雨の日に悪化する

といっためまいが起こりやすくなります。

鍼灸では、この「全身の循環バランス」を整えることで、

めまいが起こりにくい状態へ導いていきます。

渋谷α鍼灸院での鍼灸施術

渋谷α鍼灸院では、「めまい=耳だけの問題」ではなく、「全身の失調のサイン」として捉え、施術を行っています。

① 評価で重視するポイント

初診時には、以下を総合的に確認します。

・めまいの種類(回転性・浮動性・立ちくらみ)

・発症のきっかけ(ストレス・疲労・姿勢)

・首・肩・背中の緊張度

・睡眠・食欲・冷え・動悸などの随伴症状

これにより、

肝タイプ・腎タイプ・気血水タイプなど、東洋医学的な病態を見極めます。

 

② 施術の軸:自律神経と中枢調整

めまいの多くは、自律神経のアンバランスを伴います。

当院では、

・後頭下部

・頸部

・背部兪穴

を中心に、中枢神経系に影響を与える配穴を行います。

鍼刺激は強すぎず、副交感神経が優位になるよう調整することで、「施術中に眠ってしまう」「終わった後に頭が軽くなる」反応がよく見られます。

 

③ 首・肩・耳周囲への専門的アプローチ

首や肩の深部筋の緊張は、椎骨動脈や自律神経節に影響を及ぼし、めまいを悪化させます。

当院では、

・後頭下筋群

・胸鎖乳突筋

・肩甲帯周囲

に対して、解剖学と東洋医学を融合した鍼施術を行い、

頭部への血流と神経伝達の改善を図ります。

 

④ 鍼通電(パルス)を用いる場合

慢性化しためまいや、首肩の緊張が強いケースでは、鍼通電(低周波)を併用することもあります。

目的は、

・深部筋の過緊張緩和

・神経反射の正常化

・自律神経の安定化

であり、症状や体質を見極めた上で慎重に行います。

症例紹介

【浮動性めまいでお悩みの40代女性】

患者背景・主訴

仕事のストレスが続き、数か月前からフワフワするめまいが持続。病院では異常なし。

当院での施術

首肩・背部の緊張緩和と自律神経調整を目的に鍼施術を実施。

治療経過

3回目の施術後からめまいの頻度が減少。8回目頃には日常生活での不安感がほぼ消失し、再発予防を目的としたメンテナンスへ移行。

【浮動性めまいでお悩みの20代男性】

患者の背景と主訴

20代男性。デスクワーク中心の会社員。数週間前からフワフワするめまいが続き、集中力低下と不安感を伴う。病院では異常なし。

当院での施術

首肩・背部の緊張緩和と自律神経調整を目的に、後頭部・頸部・背部兪穴を中心に鍼施術を実施。

治療経過

初回後より頭の重さが軽減。3回目でめまいの頻度が減少し、6回目には日常生活での不安感もほぼ消失した。

【回転性めまいでお悩みの20代男性】

患者の背景と主訴

20代男性。大学生。寝返り時に強い回転性めまいと吐き気を自覚。睡眠不足と生活リズムの乱れが続いていた。

当院での施術

自律神経の安定と内耳周囲の循環改善を目的に、後頭下筋群・頸部・全身調整の鍼施術を行った。

治療経過

2回目以降、回転性めまいが軽減。5回目には寝返り時の症状が消失し、再発予防を目的とした施術へ移行。

 

よくある質問(FAQ)

Q. 鍼灸はどれくらいで効果を感じますか?
A. 個人差はありますが、早い方では数回で変化を感じることがあります。

Q. 病院と併用しても大丈夫ですか?
A. はい。併用を前提に施術を行っています。

Q. めまいがある日は施術を受けても平気ですか?
A. 状態を確認した上で、無理のない施術を行います。

 

渋谷でめまいにお悩みの方は渋谷α鍼灸院にお任せください

めまいは、目に見えない症状だからこそ、周囲に理解されにくく、ひとりで抱え込みがちです。

「年齢のせい」「気のせい」と諦めてしまう前に、身体の声に耳を傾けてみてください。

 

渋谷α鍼灸院では、あなたのめまいの背景を丁寧に伺い、安心して日常を過ごせる身体づくりをサポートします。

 

不安な毎日から一歩抜け出したい方は、

お電話やLINE、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

【執筆者 紹介】

渋谷α鍼灸院

院長:石井 拓弥

【グループ院 紹介】

東京α鍼灸院:中目黒駅

三茶はりきゅう院:三軒茶屋駅

吉祥寺αはりきゅう院:吉祥寺駅

高田馬場はりきゅう院:高田馬場駅

Posted by 鍼 渋谷α鍼灸院 東京都 渋谷区 at 18:21 / 院長コラム

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