【症例】自律神経失調症

2021年11月4日

自律神経失調症と診断された…そんな時は鍼灸治療をご検討ください

症例① 30代女性

1か月ほど前から体がなんとなく重たく感じていて仕事の疲れのせいかなと思ってそのまま過ごしていたが、2週間ほど前から軽い頭痛やめまいを感じたため、病院で一度検査を受けた。CTなどの検査を受けたが、特に異常はみつからずに軽い自律神経の乱れ・自律神経失調症と診断されて、頭痛薬と漢方を処方されて様子を見てくださいと言われた。
薬を飲んで1週間ほどは落ち着いていたが、仕事がまた忙しくなり頭痛とめまいを感じるようになってしまった。すると、薬を飲んでも症状が軽くならず、不安となり動悸や息切れ、食欲不振ときに吐き気をもよおすようになってしまった。病院で再度検査をしてもらったが結果は同じで処方された薬も変わらずに休養するように言われた。
そこで、ホームページで自律神経の状態を測定できるということを見つけてご来院された。
自律神経測定(午後1時頃)
自律神経の状態を測定したところ、交感神経の活動が活発で副交感神経の活動が交感神経の活動よりも抑えられていないといけない時間帯にもかかわらず、二つとともの活動レベルが低い状態でした。

治療

しっかり時間をかけて問診をして自律神経測定器の結果も踏まえて施術していきました。手足の冷えが強く、逆に背中やお腹の皮膚表面は温かく熱のバランスが悪いように感じました。それら熱のバランスや自律神経のバランスを整えて気血が全身に滞りなくめぐるように治療しました。
1回目の治療後、帰宅するととてもだるさを感じてお風呂にも入れず、就寝したとのこと。久しぶりの快眠で朝起きると爽快感があった。しかし、2日過ぎると状態は戻ってしまい2回目・3回目の治療後も同じような反応だった。

治療5回目を終了した時点で再度自律神経測定器で自律神経の状態を計測したところ、若干交感神経と副交感神経の活動レベルは回復しており、回復傾向にあった。そのころから体のだるさを感じにくくなり、頭痛薬も飲むことが減ってきた。

治療10回目を経過したころになると、食欲も戻りだいぶ体調の良いころの生活に戻ってきた。ご本人としてはまだまた体調が悪化してしまうのではないかという不安感があるということで治療間隔を延ばしながら、不安感が消えるまで治療した。

全部で治療16回で治療を終了した。


Posted by 鍼 渋谷α鍼灸院 東京都 渋谷区 at 18:12 / 院長コラム

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