2021年11月9日
回転性のめまいと耳鳴りを主な症状として、吐き気や頭痛も体調が良くない時に現れる状態。
病院にて定期的に薬物療法を受けているが、症状が強すぎる時は仕事ができなくなるため別の治療法を探して当院に来院。
朝に悪くなることが多く、夜更かしやお酒を飲むと症状が強くなりやすいため自己管理は徹底しているとのこと。
自律神経測定器では、異常が見られなかったが、頚部の筋緊張がかなり強く左右で硬さが違うため頸椎の歪みがあると容易にわかる状態だった。
耳周りの血流促進と頸椎の歪みを矯正する事を第一に治療を開始した。
1回目~5回目
症状は波があるため来院当時はでていなく治療を終える頃に身体が温まり頚部がいつもより軽いと言われて二週間に一度のペースで通ってもらうことにした。
6回目~10回目
2ヶ月半経った段階でも症状が現れず、鍼灸治療のおかげか日常が楽ですと報告された。
11回目~20回目
今までは症状が現れるペースだったのに症状が出ないため、この日々が続けば嬉しいと言うことで本人の希望もあり治療を継続することにした。
頻度は2週間~1ヶ月に一度、又は軽度でも耳鳴りや頚部の張りが出た場合に治療を行うこととした。
2年前に急にぐるぐると回るめまいを感じてすぐに病院で検査を受けたところ、特に異常は見られなかった。薬を処方してもらい、2日ほどでほぼめまいを感じなくなったがまた1か月後にめまいを感じて今度は耳の聞こえも悪くなったと感じて別の病院で検査を受けたところメニエール病と診断された。
また薬を処方してもらい2日ほど経つとめまいが消えて状態が安定してくる。そのような状態が2~3か月に一度起きるようになり、その度に耳の聞こえが悪くなり、耳鳴りも聞こえるようになってきたとのこと。
当院にご来院される1週間程前からめまい症状が出て落ち着いてはきたが、まだ何かフワフワしている感じと耳の症状が残っていいた。
ちょうど1か月前から仕事が忙しくなり、睡眠時間も短く土日も休まずに働いていたため今回はめまいの程度が強いかもと本人はおっしゃっていた。
今までも仕事でストレスを強く感じた時や季節の変わり目・気温差の激しい時によく発症していた。
当院では、メニエール病も自律神経の状態を深い関わりがあると考えているのでまず自律神経の状態を計測し、それを踏まえた上で治療を行った。
1回目の治療でめまいをあまり感じなくなった。その日は心地良いだるさが出てよく眠ることができたとのこと。
2回目以降はめまいの治療に加え耳鳴り・難聴の治療を中心に行った。
耳鳴りの状態は7回目までは身体がすっきりしたような感じだったが、あまり変化はみられなかった。
8回目以降になると段々と耳鳴りが小さくなり、耳も聞こえやすくなったとのこと。
今も3週間に1回程の治療ペースで通院しているが、めまいの症状を感じずに生活できている。
Posted by 鍼 渋谷α鍼灸院 東京都 渋谷区 at 19:08 / 院長コラム